2009年11月26日

ご家族とともに(物理的に)成長する住まい


先日、お引渡し半年の SUMiZ オーナー・T 様から、ウッドデッキ増設のご相談をいただきました。
用途などを伺い、担当建築家・諸我氏の事務所アトリエアルクに設計を依頼、デザインとコストを提案致しました。
SUMiZ の7つの基礎性能のひとつ "Flexible Floor" 、広く、多用途、可塑的に使えるインフィルとして、使い勝手を高め、空間の無駄を無くします。
"Flexible Floor" には時間軸上のそれも含まれます。極端にいえば、たとえば新築時、ご夫婦だけでご予算の余裕もない。だから1階は壁も床も仕上げずコンクリート床の土間的空間にし、ガレージやサーフボードラックなど趣味に使う。
将来お子さまができたり、ご両親と同居することになったら、壁を張り建具を設けてリビングスペースとする。
住まいを、ある意味完成品ではなく、ご家族とともに成長するものとして設計すると、永く使え、中長期的コストも抑えられます。
(その逆、融通の利かない住宅だと、ライフスタイルが変化したとき建て替えるしかなくなったりします)
SUMiZ は元来フレキシブルな設計になっていますし、お引き渡しの10年後20年後も、──よろしければ──同じく私たちがサポート致します。同じ建築家による一貫したデザインポリシーで、同じ建材で、ローコストで、新しい暮らしをバックアップします。


■T様邸玄関に、家庭菜園ご主人謹製の朝採り野菜が。無農薬オーガニックで、泥つき虫つきなので、外水栓で洗うところとのことです。

2009年11月22日

不肖五味、天にも昇る心持ちでありました!


遅くなりましたが、「SUMiZ 妙蓮寺の家・完成見学会」へのたくさんのご来場、ありがとうございました!
オーナー様セキュリティ配慮のためウエブに地図を載せるわけにはゆかず、やや分かりにくい場所でもあったため、少し迷われたお客様もおられ、申し訳ありませんでした。
この邸宅、こちらでも紹介させていただいておりますが、インナーバルコニーや手作りのキッチンなど、内覧された皆様の、なんといいますか、理性ではなく感性からの
「いいねぇ」「わぁすごい」という歓声をいただき、不肖五味、施工のこの半年、通い詰めた甲斐あり、早速、具体的な相談をしたいと仰ってくださるご家族もおられ、天にも昇る心持ちでありました。
ご来場の皆様、そして見学会の機会をお与えいただいた施主の I 様、重ねて感謝いたします。
先日、 I 様の夢と熱意の結晶であるこの住まいをお引き渡し致しましたが、その時の奥様の笑顔が忘れられません。
これからも、皆様に喜んでいただけますよう専心努力をして参ります。
■次回の見学内覧会は、12月5ー6、12ー13日、「SUMiZ 辻堂の家」です。 
よろしければ是非、遊びに来てください。

2009年11月2日

建築家・諸我尚朗氏に全設計を依頼している理由


建築家とのコラボを売りにしているハウスメーカーはたくさんあります。複数の建築家と契約し、建築家を選べるサービスも。ビジネスを考えれば、建築家を揃え、受注件数を稼ぐ方が得策とはいえ──建築家それぞれの設計や採用建材は個性的ですから──「効率化」のため設計や建材に一定の制限を課すケースも見受けられます。
この場合、その建築家に設計を依頼したことになるのでしょうか?
さらに言えば「お好みの建築家を選べる」ことが「顧客利益」でしょうか?
総花的にオプションを揃えても、建築への理解が必ずしも深くないお客様の、ご利益になる選択につながるとは限りません。
プロであれば、この建築家がベスト、と確信をもって提案すべきだと思います。
私は、住宅業界での長い経験、自宅の設計を依頼、その結果等々から、確信をもって、スマイズの全設計を、諸我尚朗氏(写真)に依頼、全面的協力を仰いでいます。

2009年11月1日

I氏邸プラン・セカンドプレゼンテーション


「住宅計画調書」と、名称もモノモノしいのですが、SUMiZ では、ご相談いただいたお客様に、まず「調書」を取らせていただいております(笑)。
担当建築家の諸我氏が作ったもので、A4用紙で5枚ほど、ご家族構成やライフプラン、クルマの台数、持ち込み家具、ご家族揃って夕食をとられる頻度、自宅に仕事を持ち帰りになることがおありか、等々質問させていただき、ご希望等を伺います。
具体的な条件・状況を詳しく知りたいことはむろんですが、これは医師が行う「問診」でもあります。おなかが痛いと訴えられても、おながが悪いとは限りません。お客様ご自身も気づいておられない潜在的なご要望をも明らかにできればと、調書の行間まで熟読します。
それを頭に置き、現地を検分し、お客様の生のお声をお聞かせいただき、第一案をプレゼン、ヒアリングを重ねてさらに詰め、ご同意をいただけましたらセカンドプレゼンテーション、模型を作って具体的にそこでの暮らしを具体的にイメージしていただき……と進めてゆきます。
本日、I氏邸の模型が完成、ご主人にプレゼンいたしました。第一案から機能等グレードアップしており、幸い、たいへんご満足をいただきました。残念ながら、お子さまが風邪を召され、看病の奥様もお見えになられませんでしたが、「この案なら妻も」と喜んで模型をお持ち帰りになられました。
ほっとし、同時に改めて身が引きしまる瞬間です。
プランづくりとプレゼンは建築家の仕事ですが、同席する私も、資金計画の「設計」などで頭がいっぱいです。まだまだ先は長い。竣工し、無事ご入居されてから、10年20年とおつきあいさせていただくのですから。


PS

拙宅の6歳と4歳の息子、看病の妻もインフルエンザで寝込んでしまいました。バカな私ひとりは元気なのですが (苦笑)。今回のインフルエンザは人ごとではありません。皆様も予防を怠ることなく、重ねてご自愛ください。

YKK-AP 樹脂サッシを諸我先生とチェック


担当いただいている建築家の諸我氏と YKK-AP の品川ショールームへ行ってきました。。
(写真手前が私、奥が諸我先生です)
YKK-APといえば、アルミサッシのトップメーカーですが、今回は、樹脂サッシの視察です。
ディティール、質感、塗装品質など、実際に触ってみなければわかりません。
価格はやや高いものの、デザイン、質感は悪くなく、品質と保証体制は評価に値するものでした。
が、なんといってもその断熱性能、神奈川県の次世代省エネルギー基準・対策等級4をはるかに上まるものでした。住宅の断熱性はサッシだけで決まるものではないですが、SUMiZ の今後のオプションに加える価値あり、足を運んだ甲斐はありました。