2010年6月30日

"TOUCH SUMiZ DAY"、次のイベントは ”LIVE”


■御礼が遅くなりました。6月、矢部での"TOUCH SUMiZ DAY" への、たくさんのご参加、ありがとうございました。15組ものお客様にお申し込みいただき、第2、第3週末とも、ほぼすべての時間帯が予約で埋まりました。梅雨時なのに、天気にも恵まれ、五味、やはりこの事業は天にも祝福されていると確信した次第です。(^0^;)
住まいは、写真や文章だけでは語れません。建材の質感、風や自然光、開放的なのにプライバシーを守られている安心感……。
その空間のなかにステイしなければ分からない──ステイすれば、五感で、一瞬でわかる──ものです。
したがって、SUMiZ を、そのように、その空間で体験していただくことは、もっとも嬉しい。嬉しさゆえに、汗だくで熱弁させていただきましたが、いまになって心配しているのは、熱くなりすぎて、お客様は暑苦しかったのではと……。
ともあれ、建て売りや大手ハウスメーカーのそれらとは全く違う、建築家が設計した住まいの居心地、設計のフトコロとディティールに、皆様、眼を開かれたようで、熱心にご質問をいただきました。
この矢部の家、専用設計手作りの、幅360cm のキッチン、スチールのロフトタラップ(写真)など、特徴的な設備も。近日中に詳細をアップしますのでぜひご覧下さい。

"TOUCH SUMiZ DAY"、次のイベントは ”LIVE”を計画しています。

 ”LIVE”は LIFE の現在進行形、つまり、ご家族がお住まいの SUMiZ をご体験いただこうと思っています。
SUMiZ メリットのひとつに「30年スパンのコストパフォーマンス」があります。
竣工は完成ではなく、始まりです。イニシャルコストを抑えた、包容力のある、暮らしの「器」をご提供し、お施主様が、楽しみつつ完成させてゆく。
易リフォーム性(お子さまが成長したら簡単に個室を設けられる等々)により中長期的コストを抑える……それら「時間軸設計」および、数値化できない SUMiZライフのヘルシーさは、”LIVE” でないと伝わりません。
近日中にご案内いたします。ご期待下さい。

2010年6月22日

メンテも高品質でなければっ!


■08年8月竣工、SUMiZ 鵠沼海岸ビオトープにお住まいのT様から連絡があり、水栓金物の点検に伺いました。
天気良く、波音が届き、屋敷街はしんと静まり、こんな日はことに、鵠沼の心地よさを感じます。玄関を開けると、けたたましくもかわいい、トイプードルのクーニーちゃんの鳴き声、熱烈な歓迎をしてくれました。
クーニーちゃん、実はシロートではなく、 HONDAのWEBサイトでモデルとして活躍中。サイトを見せてもらうと、はいはい、HONDA DOG として、 新型CR-Zを紹介されておられました。

そう、水栓。
キッチン水栓スパウトを引き出すときの金属音が大きいとのご指摘でしたが、若干の取り付け位置の調整だけでほぼ解消しました。とはいえ私の働きではなく、同行していただいた技術者の手腕です。
SUMiZ の多くは、ドイツ GROHE(グローエ)社の水栓を採用しています。
ブランド志向とかではなく、同社の水栓が、堅牢、質実、デザインが良いからです。
(それゆえ、グローエ社の水栓は、各国の一流ホテル多数で採用されています)

一般的なそれらに較べると高価ですが──品質からすれば妥当──、20年30年と、毎日何回も使い、眺め、触るものです。そういうものに、多少の投資をするのは贅沢ではなく、生活のコストパフォーマンスを上げる、かしこい選択だと思います。
照れずに言いますが「 SUMiZ も、然り」
その、グローエ社の技術者氏、調整を終え、漏水チェックをしつつ専用の薬剤でぴかぴか
に磨き上げ、指紋をつけないためか、白手袋をつけて最終チェック。メンテナンスも高品質でなければっ! と、不肖五味、改めて学んだ次第です。
さすが、GROHEのメッキは高品質で、新品のようになりました(写真)
水栓も綺麗になりましたが、T様、本当に、綺麗に、そして「楽しく」お住まい頂き、感激しました。

2010年6月9日

木造なのに屋上緑化。芝生のルーフバルコニー


■この初春に竣工、お引渡しをさせていただいたS様邸に、書類を届けに伺いました。

S様邸、光庭を挟む東西のツインルーフバルコニーとし、西側のそれはウッドではなく芝生、つまり屋上緑化しています。(詳しくはこちら)
木造住宅の場合、防水の問題で、屋上緑化は一般に難しいのですが、スマイズの場合、剛床構造により、躯体の強度、剛性を高めているので、防水層に負担がかからず、ルーフを全面バルコニーにしたり、緑化したりが可能になるのです。
屋上緑化は断熱性を大いに高めるなどエコで、現在、助成も受けられます。
S様邸も藤沢市の助成対象になり、その勉強がてら、五味が代理申請させていただきました。

芝生のルーフバルコニー、初春の竣工時にはまだ用土が沈着しておらず、茶色でした。

ところが今回、写真をご覧下さい、一面の新緑!
そのうえ周囲に高い建物が無く、江ノ島、相模湾、丹沢、富士山……を望む全天全周のパノラマが、芝のバルコニーの気持ちよさを高めています。

「芝刈り機買わなきゃ」
と、お施主様の嬉しい悲鳴、お施主様の歓びは五味の歓び、しかし嫉妬も交じるフクザツな気持ち。……いいなァ、裸足で芝を踏み、子供たちとゴロゴロしたり。あぐらをかいてビール飲んだら旨ぇだろうな……。

S様邸は、アプローチも芝とし、天然石を敷きましたが、こちらは日当たりの差でしょうが、あまり青くありません。住まいのなかで自然を感じる、住まいと自然が連続している環境は、なにより上質です。いや、自画自賛ですね (^_^;


「思い込みや、先入感で、住まいづくりの選択肢を、狭めておられませんか?」

"TOUCH SUMiZ DAY" キャンペーンで、そのように申し上げましたが、木造住宅でも、
──例えばスマイズであれば──ルーフ全面バルコニー、全面緑化も可能なのです。

お施主様のなかにも、ご予算の関係で、ルーフバルコニーをトップコート(防水仕上げのみ)とされているケースがありますが、余裕ができた時点で、アマゾンジャラを敷くも、芝生で緑化するも良し。

施工も比較的簡便で、ご予算もそうかからず、断熱性アップによる空調費の低減など
具体的なメリットもあります。

■写真註:中央の箱形は2F LDK に落ちるトップライトです。ガラスの天板で、BBQテーブルなどに使えます。写真では見えませんが、散水等に便利な水栓とボウルも。

2010年6月5日

優先すべきは「資産価値」ではなく「実生活の質」


■現在、敷地探し、住まいづくりに取り組んでおられる皆様、土地の「資産価値」という呪文、不動産業者のセールストークに惑わされていませんか?

それも大切な検討要素でしょう。ですがあなたは、将来、その土地を転売し儲ける目論見をお持ちですか?

分かりやすいよう、やや単純化して説明しましょう。

ご予算5000万として、資産価値がある(?)土地に3500万費やすと、住宅には1500万しか充てられません。
いくら南側の角地でスーパーが近くても、低品質の、快適ではない住宅に、35年間住宅ローンを払いながら住まい続けなければなりません。空調費や、リフォームや、場合によっては建て替えなど、時間軸上のコストも嵩むでしょう。
人生に重くのしかかる、これほど高い買い物はありません。

SUMiZ なら2500万の土地を探し、2500万の住宅を提案します。
傾斜地や、旗竿、ウナギの寝床型など不整形の敷地は人気が無く、比較的安価に入手できるチャンスがあります。
SUMiZ の利点のひとつは、設計士ではなく建築家が設計することです。
その手腕により、敷地の問題を魅力に転じる住まいを実現します。
建築家の腕が鳴る条件下、その能力を120%引き出し──建築家起用メリットをより活かし──お施主様の利益を最大化するのです。
優先すべきは「資産価値」ではなく「実生活の質」です。
これまでもそういう方針で仕事を重ねてき、上記のような典型例では──お施主様ご所有の敷地に新築など──ありませんが、作例を何邸かアップしています。

■SUMiZ 鵠沼海岸 空と土のシェルター
■SUMiZ 篠原東 ライフアミューズ
■SUMiZ 披露山グリーンハウス
etc

不肖五味、実は元不動産営業にして、宅地建物取引主任者でありまして、この、

「敷地探し + 土地と建物の最適コスト配分 + 長期的に、生活の質とローコストを維持する住宅設計」……長っ!(^_^;)
を、SUMiZ の主要なサービスとひとつとして、明快に加えようと思っています。
本日も、現場への往路と復路周辺の土地を、20件ほど見てきました。
ただ、建築が難しく、ゆえに割安、なだけの土地であればいいわけではありません。
たとえば急傾斜地だけど、眺望が良いなど、何かしらの美点がある敷地を探しています。
(そう簡単に見つかるものではないですが)

近日中に、新サービス具体の解説がてら、過去の典型例をアップする予定です。乞うご期待。

※写真はイメージです。