2011年5月4日

SUMiZ横浜南・難条件プロジェクト-02▶鋼管杭を打ち、基礎を固め

 SUMiZ港南、前々回「ひな壇状の敷地を……」の続報です。
基礎工事にかかっています。
まず、定められた方法で地盤の支持力や状態を調べ、結果に応じた基礎を作るのですが、六ツ川の場合、ひな壇の下段は良好、上段は若干弱かったため、写真のように鋼管杭を打ちました。
住宅の基礎は、布基礎とベタ基礎に大別され、前者は枡形の枠のような形状、後者、ベタ基礎はそれに底盤を加えた──フタを取ったタッパーのような──形状になります。
つまり、面で支えるので支持力が高い。専門的に言えば、単位面積あたりの荷重が小さくなって支持地盤への負担が減ります。基礎全体の剛性が高いため、不同沈下を起こしにくく、地震の揺れや液状化にも強いのです。311大震災の液状化で、周囲の地盤が沈下しているのに、そのままの状態で無事な家屋や店舗がありましたが、しっかりした杭とベタ基礎のおかげと思われます。
港南も同様に、杭頭とRCのベタ基礎はコンクリートで一体化され、ベタ基礎と住宅はホールダウンという方法で緊結されます。ベタ基礎はまた、地面からの湿気をガードするため快適、シロアリも発生しにくく、住まいの寿命を延ばします。

2011年4月28日

どうすれば売れるか、ではなく「本来、どうあるべきか」

■自分史上初MAC、買いました!
iMAC 27インチです。MAC、そのデザインから、気になってましたが、ずっとWINユーザーで、不安もあって、思い切れなかったんです。でも、何より「デザイン」をSUMiZの価値として販促している自分であるならば、意に沿うモノを使うべきだと思いましてね。
我が家の "Family Dining" に設置したのですが、感心したのは、どの角度から見ても、背面も、正面同様カッコいい! デザインポリシー、ビス一本見えないディティール、Bluetoothのマウスとキーボードが付属しているので、コードもAC電源用の1本だけ……。
「どうすれば売れるか、ではなく、本来、どうあるべきか」
アップルCEO、スティーブ・ジョブスの有名な言葉です。「携帯電話を再発明する」と、iPhoneを創った男の。
他のメーカーは違うんですね。ライバル社の新製品が500ギガのHDD積んでるから、うちは1テラにしようとか、他と差別化するために、ディスプレイを3Dにしようとか。
相対的なんですね。相対的な戦いには出口がなく、価格競争などで弱ってしまうだけ。アップルは「絶対性」を実現しているんだな。
何が言いたいかって? SUMiZもそうだと──そうあるべきだと──。(相対的な) スペックを競うのではなく、住まいとは本来かくあるべき、と提案してゆきたいと。ジョブスのように (^^ゞ
えーと、Finderって、WINでいうと? MAC入門書買いにいかなきゃ。

2011年4月21日

SUMiZ横浜南・難条件プロジェクト-01▶
ひな壇状の敷地を逆手にとって、広大なリビングを



■SUMiZ港南、約半年をかけて、お施主さまとみっちり詰めた設計が終わり、施工が始まりました。この物件、敷地の条件が難しく、だからむしろ "SUMiZ MERIT" がより発揮されるので、私も施工進捗、竣工が楽しみです。
ひな壇状の宅地です。ご両親が住まわれていて、その背後の土地が売りに出たので、息子さん夫婦が購入。できればひとつの広々とした住まいを建て、同居したかったのですが、
買った宅地は3mも高いひな壇の上……。
一般のハウスメーカーに依頼すればきっと「無理です、上下2段の宅地を造成してフラットにしなければ」と言われるでしょう。造成費で、住まいを建てる費用が足りなくなってしまいます。
SUMiZは、ひな壇を活かし、下の住まいの2階と、上のそれの1階を同レベルでつなぎ、広大なLDKをもつひとつの住宅として設計 (写真をご参照)、お施主さまの夢に応えました。
SUMiZはこのように、傾斜地など難しい条件を、建築家の能力によって、魅力に転ずる設計を得意としています。(こちらに類例
難条件の宅地は一般に割安なので、総コストを抑えることにもつながります。
この "SUMiZ MERIT" を、分かりやすく解説するページをつくろうと思っています。

2010年12月8日

住まいは日々酷使する日用品ですから

■前回に続き、アフターケアについてのお話です。
お引き渡しして2年になるE様邸に、定期点検にお邪魔しました。
クルマの始業点検で、タイヤ、ラジエター液、ブレーキオイル、エンジンオイル等をチェックするように、スマイズの点検も、水回りのチェックに始まるルーティンに従って問題の有無を確認したうえで、お施主様にヒアリングします。
伺えば、フローリングの一部に、埃が線状に付着し、落としにくいとのこと。
点検すると、フローリング敷設後、専門用語で「養生」というのですが、その後も続く施工によってフローリングが傷つかないよう保護するパネルを、固定するテープのノリ跡が一部残っていたことが原因のようでした。
E様邸のフローリングにはメープル(楓)の、無垢材を採用しました。白木で、柔らかい材なので、E様も、強い洗剤を使うと痛めるのでは、というご心配もお感じのようでした。こういうケース、プロの方なら「あれ」と、思い浮かぶでしょう。然り、ドイツ・リボス社のメンテナンスオイルを取りだし、ノリ跡ごときれいにしました(写真)。
もちろん、今回の場合、ノリ跡を残さない仕上げをすべきだったのですが (反省)、住まいは日々酷使する日用品ですので、クルマと同様、使いっぱなしでは多かれ少なかれ問題が発生するものです。日々の手入れが必要。それが快適な暮らしと、ランニングコスト低減をもたらします。
不肖五味、偉そうな言い方を許していただければ、アフターケアは、簡単で、お金もかからない「メンテノウハゥの伝授」だと考えております。

2010年12月6日

お子さまの成長とともに、変わりつづける「白い箱」

スマイズのキャッチフレーズ例です。
造りこむことも、住まいづくりの一法ですが、造りこむことはしばしば、使い勝手を限定し、住まいの可塑性を奪ってしまいます。
住まいは、家族をしっかりと、鷹揚に受け容れる、フレキシブルな箱であるべきです。
よい意味での曖昧さがないと、住まいは、ご家族と成長とともに変化してゆけません。
スマイズのお施主様は、30代の若いご夫婦が多いです。
第一子のご出産を控えておられるとか、まだ小さいお子さまをよりよい住環境で育てたいから、という理由で選んでいただいております。
竣工後、とくにご要望が無くても、年に一度、点検に伺っているのですが、いつもおどろかされるのはお子さまたちの成長です。伺う度に、勉強机のサイズや、本やオモチャが変わっています。「白い箱」である部屋も、壁のデコレーションや、間取りが変わったりしています。お子さまのご成長、それとともに変化しつづける住まい。それらを、年に一度見るのは大きな楽しみです。
■写真は、つい先日お邪魔したS氏様邸、9歳の娘さんの部屋。ピンクの椅子は彼女がIKEAで選んだもの。壁のデコレーションとカーテンはお母様の手製。