2010年7月11日

"頭のよい子が育つ家"


■住宅関連の勉強会に参加してきました。そのプログラムのひとつ、"頭のよい子が育つ家" コンテンツは、SUMiZの住まいづくりに相通じる部分が多く、意を強くしました。

同コンテンツは、有名私立中学に入学したお子さまがいる約200世帯の、住まい、家庭について10年間にわたり調査し、まとめた、書籍および住宅、そのソフト・ハードウエアです。
講演では、10歳児の作文をケーススタディとして紹介していましたが、頭が良い、というのは受験秀才であるというより、他人の立場で考えられるとか、素直で、意欲や創造性があるということと理解しました。
講演は言います。 "頭のよい子" を育てるのは、静かな個室ではなく、「五感が満足できる空間」だと。孤立せず、家族のコミュニケーションを促し、お母さんが作る夕餉の湯気を感じ、お父さんの背中が見える家だと。
具体的には、リビングでのお母さんとテレビと子供の位置関係、子供部屋なるものの定義……、ご興味がおありでしたら同ホームページを参照ください。
http://www.spaceof5.jp/about/episode.html

そうなのです。断熱性や耐震性以上に大切なのは、その住まいで、毎晩どんな気持ちで家族で食卓を囲めるか、毎朝どんな気持ちで眼を覚ませるかということです。だからSUMiZ は、HOUSE DESIGN ではなく LIFE DESIGN と謳い、志しています。住まいは、長時間そこで過ごす「環境」ですから、当然、家族の肉体的精神的健康を大きく左右します。

SUMiZ では、たとえば "Family Dining" をしばしば提案します。
「家庭の中心はお母さん、キッチン、食。調理が、家事ではなく団らんになるダイニング」
http://sumiz.jp/whats/7_rules.html

どんな住まい、暮らしを実現するかは、お子さまを、どう育てるかということとイコールです。

私自身、まだ幼い2男の父親です。ちょっと(かなり?)無理してSUMiZ を建てたのも、のびのびと──有名中学にはとくに入ってくれなくても良いから──願わくば "頭がよい子" に育ってほしいからです。

0 件のコメント:

コメントを投稿