2011年5月4日

SUMiZ横浜南・難条件プロジェクト-02▶鋼管杭を打ち、基礎を固め

 SUMiZ港南、前々回「ひな壇状の敷地を……」の続報です。
基礎工事にかかっています。
まず、定められた方法で地盤の支持力や状態を調べ、結果に応じた基礎を作るのですが、六ツ川の場合、ひな壇の下段は良好、上段は若干弱かったため、写真のように鋼管杭を打ちました。
住宅の基礎は、布基礎とベタ基礎に大別され、前者は枡形の枠のような形状、後者、ベタ基礎はそれに底盤を加えた──フタを取ったタッパーのような──形状になります。
つまり、面で支えるので支持力が高い。専門的に言えば、単位面積あたりの荷重が小さくなって支持地盤への負担が減ります。基礎全体の剛性が高いため、不同沈下を起こしにくく、地震の揺れや液状化にも強いのです。311大震災の液状化で、周囲の地盤が沈下しているのに、そのままの状態で無事な家屋や店舗がありましたが、しっかりした杭とベタ基礎のおかげと思われます。
港南も同様に、杭頭とRCのベタ基礎はコンクリートで一体化され、ベタ基礎と住宅はホールダウンという方法で緊結されます。ベタ基礎はまた、地面からの湿気をガードするため快適、シロアリも発生しにくく、住まいの寿命を延ばします。

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