2009年11月1日

I氏邸プラン・セカンドプレゼンテーション


「住宅計画調書」と、名称もモノモノしいのですが、SUMiZ では、ご相談いただいたお客様に、まず「調書」を取らせていただいております(笑)。
担当建築家の諸我氏が作ったもので、A4用紙で5枚ほど、ご家族構成やライフプラン、クルマの台数、持ち込み家具、ご家族揃って夕食をとられる頻度、自宅に仕事を持ち帰りになることがおありか、等々質問させていただき、ご希望等を伺います。
具体的な条件・状況を詳しく知りたいことはむろんですが、これは医師が行う「問診」でもあります。おなかが痛いと訴えられても、おながが悪いとは限りません。お客様ご自身も気づいておられない潜在的なご要望をも明らかにできればと、調書の行間まで熟読します。
それを頭に置き、現地を検分し、お客様の生のお声をお聞かせいただき、第一案をプレゼン、ヒアリングを重ねてさらに詰め、ご同意をいただけましたらセカンドプレゼンテーション、模型を作って具体的にそこでの暮らしを具体的にイメージしていただき……と進めてゆきます。
本日、I氏邸の模型が完成、ご主人にプレゼンいたしました。第一案から機能等グレードアップしており、幸い、たいへんご満足をいただきました。残念ながら、お子さまが風邪を召され、看病の奥様もお見えになられませんでしたが、「この案なら妻も」と喜んで模型をお持ち帰りになられました。
ほっとし、同時に改めて身が引きしまる瞬間です。
プランづくりとプレゼンは建築家の仕事ですが、同席する私も、資金計画の「設計」などで頭がいっぱいです。まだまだ先は長い。竣工し、無事ご入居されてから、10年20年とおつきあいさせていただくのですから。


PS

拙宅の6歳と4歳の息子、看病の妻もインフルエンザで寝込んでしまいました。バカな私ひとりは元気なのですが (苦笑)。今回のインフルエンザは人ごとではありません。皆様も予防を怠ることなく、重ねてご自愛ください。

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