2011年4月28日

どうすれば売れるか、ではなく「本来、どうあるべきか」

■自分史上初MAC、買いました!
iMAC 27インチです。MAC、そのデザインから、気になってましたが、ずっとWINユーザーで、不安もあって、思い切れなかったんです。でも、何より「デザイン」をSUMiZの価値として販促している自分であるならば、意に沿うモノを使うべきだと思いましてね。
我が家の "Family Dining" に設置したのですが、感心したのは、どの角度から見ても、背面も、正面同様カッコいい! デザインポリシー、ビス一本見えないディティール、Bluetoothのマウスとキーボードが付属しているので、コードもAC電源用の1本だけ……。
「どうすれば売れるか、ではなく、本来、どうあるべきか」
アップルCEO、スティーブ・ジョブスの有名な言葉です。「携帯電話を再発明する」と、iPhoneを創った男の。
他のメーカーは違うんですね。ライバル社の新製品が500ギガのHDD積んでるから、うちは1テラにしようとか、他と差別化するために、ディスプレイを3Dにしようとか。
相対的なんですね。相対的な戦いには出口がなく、価格競争などで弱ってしまうだけ。アップルは「絶対性」を実現しているんだな。
何が言いたいかって? SUMiZもそうだと──そうあるべきだと──。(相対的な) スペックを競うのではなく、住まいとは本来かくあるべき、と提案してゆきたいと。ジョブスのように (^^ゞ
えーと、Finderって、WINでいうと? MAC入門書買いにいかなきゃ。

2011年4月21日

SUMiZ横浜南・難条件プロジェクト-01▶
ひな壇状の敷地を逆手にとって、広大なリビングを



■SUMiZ港南、約半年をかけて、お施主さまとみっちり詰めた設計が終わり、施工が始まりました。この物件、敷地の条件が難しく、だからむしろ "SUMiZ MERIT" がより発揮されるので、私も施工進捗、竣工が楽しみです。
ひな壇状の宅地です。ご両親が住まわれていて、その背後の土地が売りに出たので、息子さん夫婦が購入。できればひとつの広々とした住まいを建て、同居したかったのですが、
買った宅地は3mも高いひな壇の上……。
一般のハウスメーカーに依頼すればきっと「無理です、上下2段の宅地を造成してフラットにしなければ」と言われるでしょう。造成費で、住まいを建てる費用が足りなくなってしまいます。
SUMiZは、ひな壇を活かし、下の住まいの2階と、上のそれの1階を同レベルでつなぎ、広大なLDKをもつひとつの住宅として設計 (写真をご参照)、お施主さまの夢に応えました。
SUMiZはこのように、傾斜地など難しい条件を、建築家の能力によって、魅力に転ずる設計を得意としています。(こちらに類例
難条件の宅地は一般に割安なので、総コストを抑えることにもつながります。
この "SUMiZ MERIT" を、分かりやすく解説するページをつくろうと思っています。

2010年12月8日

住まいは日々酷使する日用品ですから

■前回に続き、アフターケアについてのお話です。
お引き渡しして2年になるE様邸に、定期点検にお邪魔しました。
クルマの始業点検で、タイヤ、ラジエター液、ブレーキオイル、エンジンオイル等をチェックするように、スマイズの点検も、水回りのチェックに始まるルーティンに従って問題の有無を確認したうえで、お施主様にヒアリングします。
伺えば、フローリングの一部に、埃が線状に付着し、落としにくいとのこと。
点検すると、フローリング敷設後、専門用語で「養生」というのですが、その後も続く施工によってフローリングが傷つかないよう保護するパネルを、固定するテープのノリ跡が一部残っていたことが原因のようでした。
E様邸のフローリングにはメープル(楓)の、無垢材を採用しました。白木で、柔らかい材なので、E様も、強い洗剤を使うと痛めるのでは、というご心配もお感じのようでした。こういうケース、プロの方なら「あれ」と、思い浮かぶでしょう。然り、ドイツ・リボス社のメンテナンスオイルを取りだし、ノリ跡ごときれいにしました(写真)。
もちろん、今回の場合、ノリ跡を残さない仕上げをすべきだったのですが (反省)、住まいは日々酷使する日用品ですので、クルマと同様、使いっぱなしでは多かれ少なかれ問題が発生するものです。日々の手入れが必要。それが快適な暮らしと、ランニングコスト低減をもたらします。
不肖五味、偉そうな言い方を許していただければ、アフターケアは、簡単で、お金もかからない「メンテノウハゥの伝授」だと考えております。

2010年12月6日

お子さまの成長とともに、変わりつづける「白い箱」

スマイズのキャッチフレーズ例です。
造りこむことも、住まいづくりの一法ですが、造りこむことはしばしば、使い勝手を限定し、住まいの可塑性を奪ってしまいます。
住まいは、家族をしっかりと、鷹揚に受け容れる、フレキシブルな箱であるべきです。
よい意味での曖昧さがないと、住まいは、ご家族と成長とともに変化してゆけません。
スマイズのお施主様は、30代の若いご夫婦が多いです。
第一子のご出産を控えておられるとか、まだ小さいお子さまをよりよい住環境で育てたいから、という理由で選んでいただいております。
竣工後、とくにご要望が無くても、年に一度、点検に伺っているのですが、いつもおどろかされるのはお子さまたちの成長です。伺う度に、勉強机のサイズや、本やオモチャが変わっています。「白い箱」である部屋も、壁のデコレーションや、間取りが変わったりしています。お子さまのご成長、それとともに変化しつづける住まい。それらを、年に一度見るのは大きな楽しみです。
■写真は、つい先日お邪魔したS氏様邸、9歳の娘さんの部屋。ピンクの椅子は彼女がIKEAで選んだもの。壁のデコレーションとカーテンはお母様の手製。

2010年11月17日

ただいまSUMiZ 3邸が並行建築中であります

■ご無沙汰しております! 久々のブログです、えー、4ヶ月ぶりの……(汗)
ただいまSUMiZ 3邸が並行建築中で、監理もろもろで現場を飛びまわっており……いや、言い訳は止めておきます。
この多忙な日々のなかで、新たな問題意識、問題解決法が浮かぶなど、Blog ネタはしっかり仕込んでおります。ペースをつかんで、コンスタントにアップするようにせねば、と思っております。
並行建築中の物件は、SUMiZ 鵠沼海岸、森戸、大口(横浜市神奈川区)。来月は上菅田(横浜市保土ヶ谷区)の上棟が控え、明けて1、2、3月には前者3邸が次々と竣工します。
"TOUCH SUMiZ DAY" も9月以降開催できておりませんが、上記4邸のお施主様にお許しをいただき、1邸でも多く、皆様にご体感していただきたいと思っております。
感触、空間感、DESIGN の哲学と便益……SUMiZ と他との違いは、現場で体感されないとわかりませんから。
写真は不肖五味のノートです。いつもこのように広げて、お客様の潜在的ご要望まで聞きとろうとしております。