2011年6月2日

横浜市内、70坪、眺望最高、2383万円、三角形!


■先日、270日ぶりにつぶやいた (^_^;  五味ですが、これから、宅地情報をメインに紹介してゆこうと思います。
私は宅地建物取引主任者で、不動産取引の10年間の実務経験もありますが、それを再開しようというわけではありません。
SUMiZの大きなメリットのひとつは、諸我アーキテクトによる、難条件の敷地を逆手に、機能的快適な住まいを実現する設計力です。通常なら施工を辞退されるレベルでも問題にしません。たとえば道路面から宅盤が3m低いケース、このブログで連載中の、ひな壇状の敷地を、広大なLDKなど魅力に転じた例など。
土地にお金をかけすぎて、プアな住宅しか建てられないというのは、よくある、そして想像以上に悲劇的な失敗ですが、難条件の土地は一般に割安なので、「難条件の土地 with SUMiZ」は、お施主さまにとって最良の選択になりえます。
この宅地は、横浜市の公売物件です。
(6月10日入札)
公売だからお買い得とは限らず、玉石混淆ですが、この物件、70坪、2383万円と割安で、上記SUMiZデザインで「化け」えるため紹介しました。
京急井土ヶ谷駅徒歩10分、丘の上にあり、眺望、日当たり、通風は最高。すぐ近くに大きな運動公園。三角形の不整形地ですがむしろ腕が鳴ります。建ぺい/ 容積率=60/150%と自由度が高いので、敷地の大樹を活かした「大きな絵」が描けそうです。
宅地からお捜しの皆様、よろしければ相談にのりますよ。

2011年5月23日

本物、ミニマル、合理的。ノンリフォームで30年間快適であること


■今年1月にお引き渡しした、SUMiZ鵠沼海岸K氏邸に、アフターケアでお邪魔するたび嬉しくなります。
「倉庫のようでいい」と、シンプルで広々としたリビング(上写真)をご希望されたオーナー、そのリビングには、タンノイのインパルス(スピーカー)、大阪トラックファニチャーのソファ、イームズのアンティークチェア。キッチンには、日本製ではなくGEの冷蔵庫……。現在は「工場にあるような」金属製のラックをお探しとのことです。
センスがいい、っていうのは上から目線ですね(汗)、それにもともと、デザインやセンスの評価なんて、個人個人の主観によるものだから、いいだろ! っていうのは違いますし。
言いたかったのは、オーナーがお選びの家具などが、とても「SUMiZ的」だと感じたことです。実は左のフォトコラム "SUMiZ LIKE" も、Kさんのリビングに触発されて始めたのです。
「SUMiZ的」とは?
ひとつは「本物」であることです。SUMiZは原則として、たとえばフローリング材として、15ミリ厚チークなどの無垢材を使います。(K氏邸は別の「本物」材を使っていますが)
一般的なフローリング材は、1mm2mm厚の化粧薄木を合板に貼ったもので、マンションなら100%合板フローリング、戸建ての注文住宅でも、無垢材のフローリングを使う例はごく稀です。
合板の場合、表材が痛むと貼り替えるしかありませんが、無垢なら経年により風合いが深まり、傷も「味」になり、簡単な手入れで30年間はリフォーム不要、結局経済的といえます。
もうひとつは「ミニマル」。写真下は、鵠沼海岸ではなく、SUMiZ上菅田ですが、サニタリーの照明は裸電球ならぬ──裸電球もよく採用しますが──裸蛍光灯です。安っぽいプラスティックカバーがついたそれとどちらがいいですか? オーナーは、夜、白壁に映る光の表情がいいと言ってくださいます。コストは、かけるべきところ(無垢フローリングなど)にかけるべきです。
外灯にはしばしば「本物」の船舶灯を使います。デザインに、住宅設備メーカーのそれのような(あいまいな)装飾性がなく、機能一徹、耐候性もこれ以上はなく、合理的といえます。

2011年5月4日

SUMiZ横浜南・難条件プロジェクト-02▶鋼管杭を打ち、基礎を固め

 SUMiZ港南、前々回「ひな壇状の敷地を……」の続報です。
基礎工事にかかっています。
まず、定められた方法で地盤の支持力や状態を調べ、結果に応じた基礎を作るのですが、六ツ川の場合、ひな壇の下段は良好、上段は若干弱かったため、写真のように鋼管杭を打ちました。
住宅の基礎は、布基礎とベタ基礎に大別され、前者は枡形の枠のような形状、後者、ベタ基礎はそれに底盤を加えた──フタを取ったタッパーのような──形状になります。
つまり、面で支えるので支持力が高い。専門的に言えば、単位面積あたりの荷重が小さくなって支持地盤への負担が減ります。基礎全体の剛性が高いため、不同沈下を起こしにくく、地震の揺れや液状化にも強いのです。311大震災の液状化で、周囲の地盤が沈下しているのに、そのままの状態で無事な家屋や店舗がありましたが、しっかりした杭とベタ基礎のおかげと思われます。
港南も同様に、杭頭とRCのベタ基礎はコンクリートで一体化され、ベタ基礎と住宅はホールダウンという方法で緊結されます。ベタ基礎はまた、地面からの湿気をガードするため快適、シロアリも発生しにくく、住まいの寿命を延ばします。

2011年4月28日

どうすれば売れるか、ではなく「本来、どうあるべきか」

■自分史上初MAC、買いました!
iMAC 27インチです。MAC、そのデザインから、気になってましたが、ずっとWINユーザーで、不安もあって、思い切れなかったんです。でも、何より「デザイン」をSUMiZの価値として販促している自分であるならば、意に沿うモノを使うべきだと思いましてね。
我が家の "Family Dining" に設置したのですが、感心したのは、どの角度から見ても、背面も、正面同様カッコいい! デザインポリシー、ビス一本見えないディティール、Bluetoothのマウスとキーボードが付属しているので、コードもAC電源用の1本だけ……。
「どうすれば売れるか、ではなく、本来、どうあるべきか」
アップルCEO、スティーブ・ジョブスの有名な言葉です。「携帯電話を再発明する」と、iPhoneを創った男の。
他のメーカーは違うんですね。ライバル社の新製品が500ギガのHDD積んでるから、うちは1テラにしようとか、他と差別化するために、ディスプレイを3Dにしようとか。
相対的なんですね。相対的な戦いには出口がなく、価格競争などで弱ってしまうだけ。アップルは「絶対性」を実現しているんだな。
何が言いたいかって? SUMiZもそうだと──そうあるべきだと──。(相対的な) スペックを競うのではなく、住まいとは本来かくあるべき、と提案してゆきたいと。ジョブスのように (^^ゞ
えーと、Finderって、WINでいうと? MAC入門書買いにいかなきゃ。

2011年4月21日

SUMiZ横浜南・難条件プロジェクト-01▶
ひな壇状の敷地を逆手にとって、広大なリビングを



■SUMiZ港南、約半年をかけて、お施主さまとみっちり詰めた設計が終わり、施工が始まりました。この物件、敷地の条件が難しく、だからむしろ "SUMiZ MERIT" がより発揮されるので、私も施工進捗、竣工が楽しみです。
ひな壇状の宅地です。ご両親が住まわれていて、その背後の土地が売りに出たので、息子さん夫婦が購入。できればひとつの広々とした住まいを建て、同居したかったのですが、
買った宅地は3mも高いひな壇の上……。
一般のハウスメーカーに依頼すればきっと「無理です、上下2段の宅地を造成してフラットにしなければ」と言われるでしょう。造成費で、住まいを建てる費用が足りなくなってしまいます。
SUMiZは、ひな壇を活かし、下の住まいの2階と、上のそれの1階を同レベルでつなぎ、広大なLDKをもつひとつの住宅として設計 (写真をご参照)、お施主さまの夢に応えました。
SUMiZはこのように、傾斜地など難しい条件を、建築家の能力によって、魅力に転ずる設計を得意としています。(こちらに類例
難条件の宅地は一般に割安なので、総コストを抑えることにもつながります。
この "SUMiZ MERIT" を、分かりやすく解説するページをつくろうと思っています。